火打石セットを購入!

火打石お試しセット

ファイヤースターターによる火起こしは無事に成功しました。とはいえ、火花式発火法といえば、時代劇でもおなじみの火打石による火起こしだと私は思います。この火打石による火起こしを実践してこそ、古典的な火起こしを体験したといえるのではないでしょうか。

私の中で火打石を使う場面としてまず思うのは、時代劇のシーンです。長屋に住んでいる町人(ご主人)が仕事に行く際、奥さんが「あんた気をつけて。行ってらっしゃい」と「切り火」を切るシーンです。出かける方の後ろで切り火を切ってお浄めをしてその日の無事を祈るというものです。また、私の住んでいる横浜では、毎年11月に酉の市が開催されており(今年は中止?)、そこで熊手やダルマを購入すると購入者に対してお店の方が、「家内安全、商売繁盛〜!いよ〜っ!よよよい、よよよい、よよよい、よい」、「ホイッ」、「よよよい、よよよい、よよよい、よい」、「もういっちょ」、「よよよい、よよよい、よよよい、よい」、と元気な掛け声とともに、火打式で切り火切ってくれます。

小さい頃からなんで石を打つと火花が散るのだろう。なんでだろう?と疑問に思っていましたが、今回、火起こしについて勉強したことで、ようやく意味がわかりました。古来より火には神聖なものが宿ると人は考え、厄除け、お清め、縁担ぎとして使用されていたようです。

アメジスト、水晶、ローズクォーツ

今回の火打石セットに入っていた石は、アメジスト(紫水晶)、水晶、ローズクォーツ(紅水晶)です。いずれもその名のとおり水晶です。水晶は、石英が結晶し、無色透明なものをいうようです。つまり、石英の仲間なんですね。

火花式発火法として火打石に適した石の例示として、石英を上げていましたが、私は石英と水晶がおなじ仲間だとは、知りませんでした。火打石には、硬くて緻密な石がよいといわれているようですが、まさに水晶は堅い鉱石なので、うってつけなんですね。この堅い鉱物に鋼を打ち付けると火花が発生するので火が起きるというものです。

上記の鉱物は水晶です。綺麗な石ですよね。

上記の鉱物は、アメジスト(紫水晶)です。これも淡い紫色でとっても綺麗ですね。

上記は、ローズクォーツ(紅水晶)です。こちらも紅というかほんのり淡いピンク色で綺麗ですね。

これらの石を冒頭に掲載している写真の火鑽鎌と擦って火花を出します。カチカチと横からではなく、縦に擦るように打ち付けます。そうすると火花が出ます。火おこしする際は、石を持ち、そこから少しずらして火口をセットして、火鑽鎌を擦ると飛び散った火花を火口がキャッチすることで、火種を作ることができます。これも、習うより慣れろの精神で、近々実践して、その様子を動画してご紹介したいと思います。お楽しみに。

広告
最新情報をチェックしよう!