焚き付けにも順序があります!
前回までで、焚き火に必要な焚きつけ用の薪を準備する過程をご紹介しました。これで焚き火をするために必要な薪の事前準備は整いましたので、これらを使用して焚き火を実践してみます。
焚き火を行うにも手順があるのです。何となく分かっているつもりでいたのですが、改めて勉強してみると、確かに、理にかなかなっていると納得できます。
焚き火には薪さえされば大丈夫と思いがちですが、その薪も効率よく燃焼させるには、大、中、小の3種類を用意する必要があります。これに加えて、さらに針葉樹と広葉樹など種類の違う薪も用意すると良いです。
焚き付けには、次の5ステップを踏むと良いようです。それぞれに順を追って火を付ける方法もありますし、1から3までをあらかじめ組んでおいて、火を付ける方法があります。わたしは、今回、後者を選択しました。
- まず、火口となるススキなどに火をつける
- 次に細い枝などに火を移す
- 細くした針葉樹を焚べて火を大きくする
- 中サイズの薪を焚べて火を安定させる
- 火力が安定したら太い薪を焚べる
1 まず、火口となるススキなどに火を付ける
ススキなどは、公園や道端で生えているので公園清掃などの際などに焚き火用に取っておくと良いと思います。ススキの他には、枯れた杉の葉なども使えるようです。自然界で調達が難しい場合は、100円ショップなどで販売されている麻紐を解いたり、バーベキューで使う着火剤などを使用します。また、松ぼっくりは、天然の着火剤と言われているようですので、見かけたら取っておくと良いです。
2 細い枝などに火をうつす
火口の上に細い枝をかぶせるように起きます。焚きつけ用の細い枝も公園などを歩けば落ちていると思いますので、拾っておくと良いと思います。焚きつけ用の細い枝を調達できない場合は、薪を細く割って焚きつけ用の薪を作ります。わたしが通販で購入した薪には、焚きつけ用の細い薪が入っていましたので、そういう物を理由する方法もあります。
3 細くした針葉樹を焚べて火を大きくする
1、2の準備ができたら、その上に細くした薪を組んでいきます。その際、空気の通り道を確保することが重要です。近々動画にしてご紹介しますが、わたしはこの3の工程で薪を密集させてしまったようで、うまく火が広がりませんでした。薪が密集すると酸欠になってうまく燃えないので気をつけましょう。
ここまで薪が組めたら、いよいよ火口に着火します。火口に着火して火がついたらしばらくは火をいじらずに火が育つのを待ちます。ぐっとがまんです。
4 中サイズの薪を焚べて火を安定させる
3の工程で火が大きく育ってきたら、中サイズの薪を数本放射状に組ませます。ここでも酸欠にならないように、空気の通り道を意識して薪を組みます。個人の見解(初心者)ではありますが。中サイズくらいまでの薪は、針葉樹を使った方が良いと思います。理由は、針葉樹の方が火が燃えやすいためです。
5 火力が安定したら太い薪を焚べる
4で組んだ針葉樹に火が付き火力が安定してきたら、いよいよ太い薪を3本程度、焚べていきます。この段階では、広葉樹の薪を使用すると良いと思います。広葉樹は、火付きは悪いですが、火持ちが良いのが特徴です。ゆっくり時間をかけて燃えて行きます。
組む際は、木の外側(樹皮)の方が燃えやすいようなので、そちらを火のある方へおくと燃えやすいです。ここまでできたら、火付けは成功です。以降は、火力などをお好みに調整しながら、量を調整します。
上記の手順に従い火をつけます。次回は、焚きつけから実際に火を付けるまでの一連の流れについて、動画をアップしたいと思います。