焚き火の魅力 五感で感じる
前回の記事に記載のとおり、焚き火は現代生活では気軽とは言い難い体験になったように感じます。
焚き火の魅力ってなんでしょうか。焚き火をはじめるにあたり、わたしなりに考えてみました。
わたしは、焚き火は人間の五感フルに刺激してくれるものなので、人々を魅了しているのではないかと思います(昔は、生きるため、食べるために火を焚くことが必要なこと、当たり前だったものであり、焚き火を楽しむという要素はなかったのかもしれませんが)。
焚き火の魅力とは
現代人にとっては、焚き火の魅力は、以下の要素があるからではないでしょうか。
- 視覚:火の揺らめきに心癒され、火の明るさに安心感を得る
- 聴覚:薪がパチパチと不定期に爆ぜる音、耳で楽しむことができる
- 嗅覚:薪が燃える独特の匂い。匂いにも癒し効果があるのでしょうか。焚き火が終わったあとにも残る衣服についた焚き火の残り香。
焚き火が終わったあとでも焚き火をしていたことを思い出せるなんて、くぅ〜〜たまりませんね。 - 触覚:薪が燃えることで暖が取れますね。炎の熱さを感じます。体だけではなく、心もほっこり温まりますよね。
- 味覚:焚き火で作る料理は最高ですね。まさにキャンプをしていると実感できる瞬間です。
焚き火とは
そもそも焚き火とは、何でしょう。
初心者なので、まずは言葉の概念から勉強したいと思います。
焚き火には、3つの意味があることが分かりました。
✔︎ 広辞苑によると、以下のように説明されています。
焚き火【焚火】
① かがり火
② かまど・炉などで焚く火
③ 庭などで、落葉などを焚くこと。また、その火。
- ①の「かがり火」は、夜間の警護・照明や漁猟などのために焚く火のことですね。テレビドラマなどで夜間の戦のシーンなどで目にされたことがあると思います。また、鵜飼の場面で鵜匠が篝火(かがりび)を焚いて鵜を操って鮎を捕まえます。長良川の鵜飼がとても有名ですね。
- ②の「かまど・炉などで焚く火」は、ガスが一般家庭に普及する以前は、各ご家庭には、かまどがあり、お風呂もいわゆる五右衛門風呂(長州風呂)でしたので、薪を使って料理をしたり、お風呂を沸かしていました。祖父母から小学生の頃には家のお風呂のお湯を沸かすのが仕事だったと聞かれたことがあります。昔は、小学生ぐらいになれば、薪で火をつけることができたのですよね。古民家を見学すると大きなかまどがありますよね。
今は、お風呂のスイッチを押せばお風呂にお湯が張れますし、料理もガスやIHで簡単にできるようになったので、火を付ける行為が自動化され便利になった反面、いざ焚き火に火をつけようした際、付け方がわからないという方が増えたのだと思います。 - ③の「庭などで、落葉などを焚くこと。」が、まさに、わたしがこれから行おうとしている焚き火のことですね。幼い頃誰もが歌ったことがある、「焚き火だ、焚き火だ、落ち葉焚き」ですね。もちろん、このブログでは、落葉ではなく、薪で焚き火をやってみたいと思います。
今日は、焚き火の魅力と言葉の意味について、まとめてみました。
次回は、焚き火と野焼きの違いについて勉強します。
なお、たきびは、「焚き火」、「焚火」と表記されているようですが、このサイトでは、「焚き火」と表記します。なんとなく「き」が間に入った方が柔らかい印象を受けるからです。